観光庁は12月24日、Go Toトラベル事業について、事業者に対する給付金の精算手続きの処理状況などを発表した。12月22日までに受け付けた事業者の給付金申請、旅行業者経由の事後還付申請のうち、申請件数ベースで全体の78.4%で振り込みを完了。以降も順次手続きを進め、12月28日までには98.0%で完了する見通し。
地域共通クーポンを除く旅行・宿泊代金の割引に関する旅行事業者や宿泊事業者の給付金申請と、事業開始当初の事後還付のうち旅行業者経由分の申請は、合計で2万9793件。書類の不備などで対応中の申請分を除き、全体の99.0%に当たる2万9508件の審査を完了。このうち給付金、還付金は2万3355件で振り込み済み。12月28日までには累計2万9202件で振り込みが完了する予定。
この他に、旅行者が直接、事業事務局に手続きを行う事後還付の申請件数は、140万7507件。振り込み済みは45.5%に当たる64万673件。12月29日までには、94.6%に当たる133万2021件で振り込みを完了する予定。
Go Toトラベル事業の参加事業者に対する給付金の支払いでは、当初、精算手続きの遅れが指摘されたが、審査の迅速化やシステム改修により、原則、申請から3週間以内の支払いを目指す方向で態勢を改善していた。観光庁や事務局では、年内に多くの給付金を振り込めるよう手続きを進めていた。