政府のGo Toトラベルキャンペーンの利用実績は、事業が始まった7月22日から9月30日までの期間で、1人1泊当たりの旅行代金の平均が1万2千円余りと試算され、約8割が1万5千円未満での利用だった。赤羽一嘉国土交通相が20日の会見で明らかにした。
キャンペーンは、高価格帯の商品に利用が偏っているとの指摘があることを踏まえ、赤羽国交相は「価格帯にかかわらず幅広く利用されている。本格的な旅行需要の回復、さらには幅広い観光関係事業者の経営の安定化と雇用の維持、地域経済の活性化に尽くしていきたい」と述べた。
事業事務局の集計で9月末までの利用者数は2518万人泊、宿泊割引の支援額は1099億円となった。10月1日以降は、東京都の対象化、地域共通クーポンの開始でさらに利用が伸びているとみられる。