BRTで12月5日から自動運転実用化 JR東 気仙沼線


BRT専用大型自動運転バスの新デザイン(イメージ)

 JR東日本は12月5日、次世代の公共交通を支える手段として、BRT専用大型自動運転バスの実用化を始める。自動運転区間は、気仙沼線BRTの柳津駅と陸前横山駅間(専用道)。安全、安定輸送に関する試験実績が確認できたことから実用化する。

 同社は、少子化、高齢化が進むことでドライバー不足がさらに課題となる中、持続的に公共交通を運営する手段として、自動運転バスの実証実験を2018年から取り組んできた。

 気仙沼線BRTの自動運転は、運転操縦をつかさどる自動運転システム、障害物を検出する各種センサー、手動運転バスとの安全なすれ違いを実現する交互通行システムなどが連携することで実現する。安全性に直結する高精度な自車位置推定は、磁気マーカで実現し、専用道での正確な自動運転に反映されている。

 自動運転バスの最高速度は、時速60キロ。自動運転区間でもドライバーが乗務し、安全管理を行う。強風、豪雨、濃霧、積雪などの影響がある場合、手動運転を行う場合がある。区間外は手動運転を行う。

 気仙沼線BRTの自動運転は、柳津発が、午前11時47分、午後5時27分、陸前横山発が午前11時7分、午後3時57分の上下各2便。

 バスのデザインは、「先進性」「親しみやすさ」がコンセプト。ピクセルドットで未来感を、ドットの広がりで先進性を、大きさの異なるドットを組み合わせることで、地域や人々とのつながりを表現している。ドットカラーは、水色が三陸の海、白色が海のきらめき、茶系黄色が沿線の土地や人々を表す。

 今回の自動運転実用化に先立ち、12月1~4日に試乗会を開催する。応募期間は10月14日まで。11月30日まで予定されていた気仙沼線BRTの柳津駅から陸前戸倉駅間の一般道への迂回(うかい)期間は、12月4日まで延長する予定。


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