全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長)は8日、着地型旅行の推進を通じて国内旅行の活性化につなげるための第7回「国内観光活性化フォーラム」を青森市で開催した。共催は全旅など。全国の会員旅行会社に加え、地元から一般の参加もあり、約1300人を集め活況を呈した。
観光庁観光地域振興部長の田端浩氏による基調講演「国内観光旅行の促進について」に続くパネルディスカッションでは、弘前観光コンベンション協会専務理事の今井二三夫、長浜市産業経済部観光振興課副参事の北川賀寿男、飯山市観光協会主任の小泉大輔、全旅社長の池田孝昭の4氏が「売れる着地型旅行商品(地旅)づくりに向けた課題」を議論。地域住民や行政との連携の必要性などが指摘された。
地旅大賞の表彰式も行われ、大賞に決まった「こころの故郷水辺、海辺の原風景を船とローカル電車で旅をする」(千葉県香取市ほか)の造成者、エアポートトラベルに表彰状が贈られた。優秀賞には三陸鉄道の「いわて北さんりく 暮らしと文化を訪ねて」(岩手県三陸海岸北部)、愛宕商事の「燕市産業観光」(新潟県燕市)、高岡トラベルサービスの「清流『庄川』を陸路で下りながら流域の町村をのんびり訪ねる旅」(富山県高岡市ほか)の3作品が選ばれている。
来年は4月に富山市で開かれる。
1300人が参加したフォーラム