
経験豊富なホストがサポート、収益は約2倍に
Airbnbは18日、日本で「補助ホストマーケット」の提供を開始したと発表した。この新サービスは、Airbnbのリスティング(宿泊施設ならびにオンライン掲載ページ)管理に最適な現地ホストを簡単に見つけることができる機能を提供する。
Airbnbでのホスティングは、家やお部屋を活用して収入を得る理想的な方法の一つだ。実際に31%のホストがホスティングによる収入で生計を立てている。しかし、誰もが時間的余裕があるわけではない。そこで登場したのが「補助ホストマーケット」。
補助ホストは、リスティングページの作成や宿泊施設の予約管理、ゲストとのコミュニケーションなど、ホストのニーズに合わせたサポートを提供する。特筆すべきは、これらの補助ホストがAirbnbで高い評価を得ている経験豊富なホストだという点だ。
Airbnbの補助ホストは平均評価で4.87を獲得しており、75%がスーパーホストである。さらに、85%が「ゲストチョイス」を受けているお部屋の管理をサポートしている。「ゲストチョイス」とは、クオリティ評価の高いリスティングを指す。
注目すべきは、補助ホストのサポートを受けるリスティングの収益が、他国のAirbnbリスティングの約2倍に達しているという点。これは、補助ホストの経験と専門知識が、リスティングの魅力向上と収益性の向上に直接的に貢献していることを示している。
AIを活用した最適なマッチング
Airbnbは、パーソナライズされた検索順位アルゴリズムを用いて、ホストと補助ホストのマッチングを行う。このアルゴリズムは、リスティングの所在地、ホスティング経験、宿泊施設の種類をはじめとする80以上の項目に基づいて、最適な補助ホストを推薦する。
ホストは、Airbnbアプリ内で補助ホストのプロフィールとレビューを確認し、直接連絡を取ることができる。さらに、補助ホストとの連携に必要な機能はすべてAirbnbアプリに組み込まれている。これにより、メッセージの送信、カレンダーへのアクセス権の付与、受取金の分配などがスムーズに行える。
この新サービスの影響力は、すでに顕著に表れている。2024年10月16日の提供開始から最初の4か月で、補助ホストマーケットは約100,000件のリスティングをサポートするまでに成長した。