一部で需要回復
観光庁が11月30日に発表した宿泊旅行統計調査の第2次速報値で、2022年9月の全国の宿泊施設における日本人の延べ宿泊者数は3860万人泊となった。9月は新型コロナウイルスの第7波が落ち着きを見せ始め、21年同月比で71.8％増となったが、コロナ前の19年同月比では4.7％減だった。地域別では12都道府県が19年同月の実績を上回った。他方で20％以上の減少を記録した地域が7県に上った。
日本人延べ宿泊者数の19年同月比がプラスだった12都道府県は、北海道12.2％増▽岩手県0.4％増▽栃木県0.9％増▽東京都1.2％増▽神奈川県10.4％増▽山梨県0.9％増▽愛知県6.8％増▽京都府22.7％増▽山口県22.0％増▽長崎県10.0％増▽熊本県3.6％増▽大分県2.1％増。
一方で19年同月比が20％以上の減少と下げ幅が大きかった7県は、秋田県21.3％減▽福井県36.8％減▽鳥取県27.1％減▽広島県21.0％減▽徳島県35.8％減▽香川県22.6％減▽沖縄県県23.9％減。
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