
観光庁の宿泊旅行統計調査(第1次速報値)の結果、2022年9月の全国の宿泊施設における日本人延べ宿泊者数は3832万人泊となった。9月は新型コロナウイルスの第7波が収束に向かうなど旅行需要が一部で回復し、21年同月比で70.5%増となった。コロナ前の19年同月比では5.4%減に下げ幅が縮小した。
日本人延べ宿泊者数の19年同月比の推移を見ると、22年2月に32.7%減に落ち込んだ後は改善傾向にあり、7月に4.5%減にまで縮小したが、第7波の感染拡大で8月は再び13.1%減に。9月はシルバーウイークの連休があったほか、一部地域を除き「県民割(地域ブロック割)」事業が継続され、下げ幅が縮小した。
外国人を含めた9月の延べ宿泊者数全体は3914万人泊で、21年同月比71.9%増、19年同月比19.7%減だった。
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