帝国データバンクによると、今年9月のホテル・旅館経営業者の倒産は11件、負債総額は50億4700万円だった。件数は前月比6件、前年同月比5件、それぞれ増加。負債は前月比37億2700万円、前年同月比13億9千万円、それぞれ増加した。1月からの累計では、すでに負債総額が昨年1年間の数字を上回っているが、件数も9月の時点で昨年を上回った。
倒産件数は4カ月ぶりに前月を上回った。東日本大震災発生後、5月の20件をピークに高水準が続き、7、8月は2カ月連続で1ケタ台にとどまったが、9月は6月以来の10件超えとなった。
負債総額は2カ月ぶりに前月を上回ったが、前月に続き100億円の大台を下回った。
1月からの累計は、件数が前年同期比38件増の105件。負債総額が同489億円増の866億3600万円。