中小企業金融公庫はこのほど、中小企業景況調査の今年8月分の結果を公表した。それによると、同月の中小企業の売り上げDI(「増加」とする企業割合から「減少」とする企業割合を引いた値、季節調整値)はマイナス12.1で、前月のマイナス7.5から4.6ポイント減少した。DI値がマイナスを記録するのは19カ月連続。同公庫では「中小企業の景況を前月に続き「悪化している」としている。
調査は8月中旬、3大都市圏の同公庫取引先900社に行った。有効回答数は560社で、回答率62.2%。
今後3カ月の売り上げ見通しDIはマイナス4.5で、前月のマイナス0.3を4.2ポイント下回った。これで2カ月連続のマイナス値となった。
利益額DIはマイナス13.1で、前月のマイナス17.6を4.5ポイント上回った。ただ、16カ月連続でマイナス値となった。
黒字の企業割合から赤字の企業割合を引いた値は22.3で、前月の23.4からわずかに低下した。
資金繰りDI(「余裕」とする企業割合から「窮屈」とする企業割合を引いた値、季節調整値)はマイナス4.6で、前月のマイナス8.0からやや改善した。ただ、12カ月連続でマイナス値が続いている。
「原油高騰が影響」 4カ月ぶりに低下
中小企業金融公庫が景況調査と併せて行った「原油、石油製品の価格高騰による自社の収益への影響」では、影響を受けたとする中小企業の割合が4カ月ぶりに低下した。
「大きく圧迫」が16.4%、「やや圧迫」が57.4%で、2つを合わせた数値が73.8%。前月の75.2%を1.4ポイント下回った。