沖縄は7割超える減
観光庁の宿泊旅行統計調査の第2次速報値で、全国の宿泊施設における今年8月の延べ宿泊者数は3098万人泊となった。Go Toトラベル事業が実施中だった2020年12月以来の3千万人泊台。ただ、20年同月比は8.3%増にとどまり、コロナ禍前の19年同月比では51.0%減だった。都道府県別の19年同月比は、70%を超える下げ幅となった沖縄県を含め、60%減以上を記録した地域は4府県に上った。
緊急事態宣言は、5月23日から継続の沖縄県に加え、7月12日に東京都に発令。8月2日に埼玉、千葉、神奈川、大阪の4府県に、8月20日に茨城、栃木、群馬、静岡、京都、兵庫、福岡の7府県、8月27日には北海道、宮城、岐阜、愛知、三重、滋賀、岡山、広島の8道県が追加された。9月末に全面解除となるまで、一時は21都道府県が対象区域だった。
延べ宿泊者数のうち日本人延べ宿泊者数は3039万人泊。東京都を除いてGo Toトラベル事業が実施中だった20年同月比で7.2%増。19年同月比では43.5%減だった。外国人延べ宿泊者数は59万人泊。東京オリンピック・パラリンピック関係者の入国があり、20年同月比は133.8%増、19年同月比は93.8%減だった。
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