日本政府観光局(JNTO)が発表した2023年8月の出国日本人数(推計値)は、コロナ前の19年同月比43・1%減の120万1千人となった。夏の海外旅行シーズンで、月間100万人を超えたのは、コロナ禍の影響が拡大する前の20年2月以来。ただ、回復率は約6割で、インバウンドの回復に比べてアウトバウンドの回復が遅れている。
出国日本人数の19年同月比の回復率は、23年1~4月が3割台、5~6月が4割台、7~8月が5割台で推移している。23年1~8月累計の出国日本人数は570万7千人で19年同期比57.1%減だった。