
観光庁が9月30日に発表した宿泊旅行統計調査の第1次速報値で、2022年8月の全国の宿泊施設における日本人延べ宿泊者数は4595万人泊だった。新型コロナウイルスの第7波の感染拡大があったが、21年同月比は49.8%増だった。コロナ禍前の19年同月比は14.5%減。月間で4500万人泊を超えたのは、19年8月(5375万人泊)以来となった。
8月は第7波で感染者数が増加したが、緊急事態宣言などの行動制限はなく、一部地域を除き、「県民割(地域ブロック割)」事業がお盆期間を含めて実施された。日本人延べ宿泊者数の19年同月比の推移を見ると、22年2月に32.7%減に落ち込んだ。以降は改善傾向にあり、7月は4.5%減に縮小したが、8月は再び2桁台となった。
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