
観光庁の旅行・観光消費動向調査の速報値で、2023年7~9月期の日本人の国内旅行消費額は6兆2899億円となった。22年同期比で15.7%増、コロナ前の19年同期比で6.0%減となった。コロナ前と比べると、物価高などで1人1回当たりの旅行支出(旅行単価)は上昇したが、旅行者数が減少した。旅行者数の減少率は、観光・レクリエーションより、帰省・知人訪問等、出張・業務で大きい。
23年7~9月期の国内旅行消費額のうち、宿泊旅行は5兆1760億円で、22年同期比が17.9%増。19年同期比が4.7%減だった。一方の日帰り旅行は1兆1139億円で、22年同期比が6.2%増、19年同期比が11.6%減となった。
23年7~9月期の延べ旅行者数は、宿泊旅行が8031万人で、22年同期比14.8%増、19年同期比15.5%減。日帰り旅行は6148万人となり、22年同期比8.6%増、19年同期比17.3%減だった。
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