
日本政府観光局(JNTO)が発表した2023年7月の訪日外国人旅行者数(推計値)は232万1千人となった。19年同月比は22.4%減。コロナ前に対して回復率は約8割となった。訪日団体観光の禁止措置が撤廃前だった中国を除くと、19年同月比3.4%増となり、コロナ前を上回る水準に回復している。
7月の訪日外国人旅行者数は、22年同月比では1505.1%増と約16倍に増えた。韓国、台湾、香港が堅調に回復したほか、米国、カナダ、豪州などが19年同月を上回る旅行者数となった。国際定期便の運航便数も、東アジアを中心に増便、復便が続いている。
国・地域別に見ると、東アジアでは、韓国が62万7千人で19年同月比11.6%増。コロナ前を上回ったが、19年には日韓情勢に伴って訪日を控える動きが起きていたことを考慮する必要がある。航空路線では仁川―広島などの復便があった。
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