2%増の5282万人泊
観光庁が発表した宿泊旅行統計調査(第1次速報値)で、2023年7月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は5282万人泊で、22年同月比32.5%増、コロナ前の19年同月比でも2.0%増となった。新型コロナウイルスの感染拡大が始まった20年1月以降、初めて19年同月の実績を上回った。内訳では日本人延べ宿泊者数が19年同月比2.9%増、外国人延べ宿泊者数が同1.6%減だった。
延べ宿泊者数の19年同月比の推移を見ると、22年10月の全国旅行支援の開始、水際対策の大幅緩和を受けて、日本人、外国人ともに宿泊需要が回復局面に入った。22年12月に0.1%減となり、23年に入ると1月が7.5%減、2月が5.5%減、3月が0.9%減、4月が10.2%減、5月が4.2%減だった。
6月の延べ宿泊者数の19年同月比は、第1次速報値で1.0%増だったが、今回発表された第2次速報値で1.1%減に変更されたため、現時点で7月が初めてコロナ前の実績を上回った月となった。ただ、第2次速報値で数値が変更となる可能性がある。
会員向け記事です。