観光庁の宿泊旅行統計調査の第2次速報値で、2023年7月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は、22年同月比31.9%増の5254万人泊だった。コロナ前の19年同月との比較では1.5%増となった。コロナ前を上回ったのは初めて。地域別で19年同月比がプラスだったのは14都道府県となった。日本人延べ宿泊者数に限ると23都道府県がプラス、外国人延べ宿泊者数では10都府県がプラスだった。
延べ宿泊者数全体を見ると、19年同月比がプラスだった14都道府県のうち2桁の伸び率を記録したのが、東京24.7%増、高知17.7%増、北海道15.3%増、埼玉14.8%増、長崎11.8%増の5都道県。1桁台の伸び率は、栃木、神奈川、富山、京都、大阪、兵庫、熊本、大分、沖縄の9府県だった。一方でマイナスの33県のうち、秋田、山形、福島、石川、福井、静岡、三重、滋賀、和歌山、鳥取、徳島、宮崎の12県は2桁の下げ幅だった。
延べ宿泊者数のうち日本人延べ宿泊者数は22年同月比6.6%増、19年同月比1.8%増の4173万人泊。地域別で19年同月比がプラスなのは、北海道、青森、栃木、埼玉、東京、神奈川、富山、山梨、岐阜、愛知、京都、大阪、兵庫、奈良、岡山、香川、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、鹿児島、沖縄の23都道府県だった。
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