帝国データバンクによると、今年7月のホテル旅館経営業者の倒産は10件、負債総額は15億7700万円だった。件数は今年1月以来、6カ月ぶりの2ケタ台。負債総額は4月を抜いて今年最少となった。
倒産件数は前月比2件増加。前年同月比では1件増加した。今年2月から5カ月連続で1ケタ台にとどまっていたが、同月は今年2回目の2ケタ台となった。
昨年1〜7月は2ケタ台を6回記録(1〜6月)しているが、今年は1、7月の2回にとどまっている。
負債総額は前月比48億2100万円減少(75.4%減)、前年同月比85億8100万円減少(84.5%減)と、それぞれ大幅に減少した。また、5カ月連続で100億円の大台を下回った。昨年1〜7月の大台超えは4回(3〜5、7月)あったが、今年は1、2月の2回にとどまっている。
1月からの累計は、件数が前年同期比24件減(27.0%減)の65件。負債総額が同334億6400万円減(41.7%減)の468億500万円。