総務省の労働力調査によると、今年7月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.1ポイント増の2.9%と、2カ月ぶりに上昇した。
このうち男性は3.0%で、同0.1ポイント低下。女性は2.7%で、同0.2ポイント上昇した。
2017年6月から38カ月連続の2%台。このところ低水準で推移しているが、新型コロナウイルス感染症が拡大した今年5月に前月比0.3ポイント増(2.9%)と急増。7月も同水準となった。
7月の完全失業者数は前年同月比41万人増の197万人と、6カ月連続で増加。このうち「勤め先や事業の都合による離職」が19万人増。「自発的な離職(自己都合)」が4万人増。「新たに求職」が13万人増。
7月の就業者数は前年同月比76万人減の6655万人と、4カ月連続で減少。このうち「宿泊業、飲食サービス業」は22万人減の384万人。