
帝国データバンクはこのほど、SDGsに関する企業の意識調査を行った。SDGsに取り組んでいる企業の割合は30.2%と、前年調査比0.5ポイント増加し、2020年の調査開始以降で最高を更新した。ただ、現在は取り組んでいないものの、取り組む意向を示している企業を含めた「SDGsに積極的な企業」は同1.2ポイント減の53.3%と、初めて前年から低下した。「『余裕のなさ』や『取り組みのハードル』が足かせになっている」と同社。
「取り組む」割合過去最高も「積極的」は初の前年比低下
「(SDGsの)意味および重要性を理解し、取り組んでいる」が30.2%、「意味もしくは重要性を理解し、取り組みたいと思っている」が23.1%。この二つを加えた「SDGsに積極的な企業」が53.3%となった。
既に取り組んでいる企業割合は、調査を開始した20年に8.0%と1桁台だったものが、21年以降、14.3%、23.6%、27.4%、29.7%と毎年上昇し、今年も上昇して過去最高を更新した。
ただ、「取り組みたいと思っている」企業割合が前年の24.8%から1.7ポイント低下。これら二つを含めたSDGsに積極的な企業の割合が前年から低下した。
会員向け記事です。