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全業種計は12%にとどまる 飲食店、娯楽サービスも上位
新型コロナ関連融資について、返済に不安を感じている企業割合は、旅館・ホテルが25.0%、4社に1社と業種別上位であることが帝国データバンクが8月に行った調査で分かった。2月の調査から改善しているものの、全業種計の12.2%に比べて依然として高水準にある。このほか飲食店、娯楽サービスなどが上位に上がっている。
調査は8月18~31日、全国2万7667社に行い、1万1571社から有効回答を得た。このうち旅館・ホテルは91社が回答した。
政府系金融機関と民間金融機関による、いわゆる「ゼロ・ゼロ融資」や資本性劣後ローンなどのコロナ関連融資について、「現在借りている」企業に今後の返済見通しを聞いた。
全業種計で85.7%が「融資条件通り、全額返済できる」と回答。「返済が遅れる恐れがある」「金利減免や返済額の減額・猶予など条件緩和を受けないと返済は難しい」「返済のめどが立たないが、事業は継続できる」「返済のめどが立たず、事業を継続できなくなる恐れがある」を合算した「返済に不安」が12.2%。「その他、不回答」が2.1%だった。
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