観光庁の宿泊旅行統計調査の第2次速報値の結果、2023年4月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は、22年同月比39.0%増の4554万人泊だった。ゴールデンウイーク(GW)が10連休だった19年同月との比較では10.2%減。18年同月との比較では7.1%増となった。地域別で19年同月比がプラスなのは3都県だけで、日本人に限ると7都道県がプラス、外国人では5都県がプラスだった。
延べ宿泊者数全体を見ると、19年同月比でプラスだった3県は、栃木県5.4%増▽埼玉県1.2%増▽東京都14.7%増。他の道府県はマイナスで、このうち福井県の38.9%減、山形県の35.8%減をはじめ、20%以上の減少は16県に上った。
延べ宿泊者数のうち日本人延べ宿泊者数は22年同月比11.7%増の3602万人泊。GWが10連休だった19年4月の3943万人泊に対しては8.7%減だが、18年4月の3363万人泊との比較では7.1%増となった。地域別で19年同月比がプラスだったのは、北海道、栃木県、埼玉県、東京都、富山県、長崎県、沖縄県。
日本人の延べ宿泊者数が多い上位の地域(カッコ内は19年同月比)は、(1)東京都449万人泊(10.3%増)(2)大阪府234万人泊(4.4%減)(3)沖縄県222万人泊(5.4%増)(4)北海道198万人泊(1.9%増)(5)千葉県174万人泊(15.5%減)。
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