日本政府観光局(JNTO)が5月19日に発表した推計値で、2021年4月の訪日外国人旅行者数は1万900人となった。新型コロナウイルス流行前の19年同月比で99.6%減だった。感染拡大防止の水際対策で観光目的の入国はなく、新規入国も停止されており、大幅な減少となった。
国・地域別の訪日旅行者数は、中国が3300人、韓国が1100人、インドと米国が各600人、台湾が400人、ベトナムが300人、タイ、インドネシア、フィリピン、英国が各200人など。
21年1~4月累計の訪日外国人旅行者数は7万7100人となった。20年同期の394万2744人に比べて98.0%減。19年同期の1098万482人に比べて99.3%減だった。
また、JNTOが発表した推計値で21年4月の出国日本人数は、19年同月比97.8%減の3万5900人だった。21年1~4月累計の出国日本人数は、19年同期比で97.9%減の13万8300人となった。