国際観光振興機構(JNTO)の間宮忠敏理事長は1月28日、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の推進を強化するために、JNTOとVJC実施本部事務局の組織・機能を4月に統合すると発表した。間宮理事長は「統合後は新たに担当部を設けるのではなく、JNTOの事業の中にVJC事務局業務を吸収して相乗効果を出していきたい」と強調した。
統合後のJNTOの組織運営については(1)現在の事業開発部、国内サービス部といった機能別組織からアジアや欧米の市場別組織へ再編し、海外プロモーションに関する業務を1つの組織に統合(2)統合された組織は市場別グループによって構成し、海外市場での事業展開や国内事業パートナーとの連携までを一貫した態勢で実施(3)市場別グループの中にVJC事務局業務を担当する職員を配置──などの考えを示した。
VJC事務局業務の担当職員については、「市場別のグループに新たに民間からの出向を求める」としている。
事業実施では、市場別の中期プロモーション戦略を立案し、これに基づき毎年度の事業計画を作成、地方自治体や民間企業との共同事業の開発にも注力していくとした。
間宮JNTO理事長