観光庁の宿泊旅行統計調査の第2次速報値で、2024年3月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は5511万人泊となり、23年同月比で8.7%増、コロナ前の19年同月比で7.7%増となった。地域別では19年同月比で24都道府県がプラス。石川県は、能登半島地震に伴う復興関係者の宿泊、旅行費補助の「北陸応援割」などで19年同月比35.4%増。また、外国人延べ宿泊者数は、大都市圏で大幅に増加した。
延べ宿泊者数が上位の地域(カッコ内は19年同月比)は、(1)東京都972万人泊(45.3%増)(2)大阪府459万人泊(12.6%増)(3)京都府291万人泊(8.3%増)(4)北海道291万人泊(1.0%増)(5)沖縄県256万人泊(9.6%減)―など。
全体のうち日本人延べ宿泊者数は4213万人泊で、23年同月比2.3%減、19年同月比1.2%増だった。地域別では28府県が19年同月比でマイナスとなった。
日本人延べ宿泊者数の上位(カッコ内は19年同月比)では、東京都490万人泊(16.7%増)▽大阪府274万人泊(4.1%増)▽北海道227万人泊(3.9%増)などがプラスの一方、千葉県215万人泊(5.3%減)▽沖縄県214万人(5.6%減)などはマイナスだった。
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