竹内氏
先般本稿で、今はやりの「麻辣湯(マーラータン)」について書かせていただいた。行列を見かけると大抵は麻辣湯の店。ナゼそんなにはやっているのか、皆さまにお伝えしたワケだ。読まれていない方のためにザックリご説明すると、低カロリーでダイエット向き、野菜をたくさんとれる点が、ヘルシー志向の女性の心をつかんだ。バイキング形式で具材を選べるというエンタメ性もウケた。さらにスープの種類や辛さがカスタマイズ可能で、自分だけのオリジナルな1杯ができる満足感がある上、組み合わせは無限大だから、飽きずに何度も通うリピーターを獲得できたのも、行列のヒミツであった。
確かに、あのうま辛味はクセになる。また行ってみたいと思うものの、筆者が麻辣湯を初体験した「楊国福麻辣湯(ヤングオフ―マーラータン)」はビールしかなかったのが残念。だが日本で麻辣湯の元祖とされる「七宝麻辣湯(チーパオマーラータン)」の一部店舗はアルコール類が充実している。食指が動いたが、ワインを置いている赤坂店と五反田店は、いずれも長蛇の列ができる人気店。並ぶのもなぁ、とちゅうちょしていた。
そんな折、忙しい時のランチのお助けマン、カップ麺を買っておこうとネットを見ていたら、カップ麻辣湯が! メーカーは「医食同源ドットコム」。あんまり聞き慣れない名前だが、試しに1個買ってみた。
パッケージを見ると、どうやら同社の「中華房」というシリーズの1品らしい。もちもち食感のサツマイモ春雨使用で、グルテンフリーとうたわれており、湯葉・青梗(チンゲン)菜など、6種の具材入り。春雨の上に粉末スープとかやくを入れ、お湯を注いで待つこと2分。フタの上で温めておいた後入れ液体スープを入れればでき上がり。いざ実食!
え?何コレ?ウマっ?それほど期待していなかったのに強烈なパンチをくらった。その本格的な味わいにビックリ! そしてもちもちの春雨麺に2度ビックリ? スープも飲み干しちゃうおいしさ♪ たった2分でこの味にありつけるなんて。寒い中外で並ばなくても、家でぬくぬくワイン片手に、何なら寝起きのパジャマ姿のまま、スッピンでもOKなのだ!
価格も安い。筆者がゲットしたヨドバシ・ドットコムでは税込み268円。再購入しようと調べていたら、実は話題のヒット商品だと知った。元々健康食品などを扱う同社だが、2024年9月の発売からたった10カ月で累計出荷数約70万個を突破したという。筆者の舌に狂いはなかったのだ。
その後、店で食べた「楊国福麻辣湯」のカップを発見、中国産輸入品だ。春雨・乾燥野菜・調味粉・スープを全て入れ、お湯を注いで5分。味変用の黒酢も入っていたから、中国では必須なのだろう。次は、日本でもサービスがエンタメ級と話題の店「海底撈(ハイディラオ)火鍋」のカップ麻辣湯。サツマイモ春雨・うま辛スープ・かやくを全て入れ、熱湯5分。スープは辛くて飲み切れなかったがうま味もあり、具の湯葉やコーンが好印象。
簡単時短なカップ麻辣湯、もっと挑戦してみたい。
※宿泊料飲施設ジャーナリスト。数多くの取材経験を生かし、旅館・ホテル、レストランのプロデュースやメニュー開発、ホスピタリティ研修なども手掛ける。




