【交通トレンド分析325】京都と大阪間は選択肢が多く、着席サービスも充実 鳥海高太朗


鳥海氏

 ここ数年、京都と大阪の両都市を1回の旅行や出張で巡ることが多いなかで、京都と大阪の移動においては選択肢がたくさんあり、その時点でいる場所、そして目的地次第で利用する交通機関が変わる。

 利便性は抜群である。首都圏でもJRと私鉄が同じ目的地方面へ走っているケースもあるが、近畿圏ではさらにその傾向が強い。今回は京都と大阪間について取りあげるが、神戸の三宮から大阪までについても、JR、阪急、阪神と三つの選択肢があり、経路は異なるが三宮から大阪までどの鉄道でも行くことができる。

 京都での観光や仕事が終わった後、東京に戻る場合には新幹線に乗車するためにJR京都駅に向かうことになり、混雑しているバスや地下鉄を使うことになるが、京都と大阪の移動については、JR、京阪、阪急の三つの鉄道会社で移動することが可能となっている。

 ただこの三つは微妙に異なる点もあり、単純にJR京都駅と大阪駅間の移動であれば、JRがベストである。また京都―新大阪間であれば東海道新幹線も使える。

 JR京都駅から少し離れた京都の四条などの繁華街や観光スポットからであれば、京阪や阪急が便利で、私自身も状況に応じて使い分けている。京都側は最後の滞在場所によって京阪が便利なケースと阪急が便利なケースがあり、大阪側では、JRと阪急は大阪駅(梅田)、京阪は京橋や淀屋橋が玄関口となる。

 ただ、どの鉄道会社を利用しても三つの鉄道会社ともに有料で着席が保証される選択肢があるのだ。私の場合はキャリーケースを持ち込むことが多く、満員列車に乗車することを避けたいと思うことが多い。

 着席が保証される列車については、JRでは新快速の一部列車でネット予約の場合は600円の追加料金で利用できる指定席「Aシート」を利用する方法があるが、現状は本数が限られているなかで使えるのが在来線特急。京都―大阪間は、関西空港へ向かう特急「はるか」、敦賀から大阪へ向かう特急「サンダーバード」の利用も可能で、本数も多くておすすめだ(eチケットレス特急券で650円)。

 そして京阪や阪急については特急列車を中心に特別車両が設置され、京阪では「プレミアムカー」、阪急では「プライベース」という名称で片道500円の追加料金で利用可能。停車駅の自動券売機以外にもスマートフォンからチケットレスで予約でき、私も乗車時間が見えた段階でスマートフォンから予約することが多い。

 京都と大阪間の移動で快適な移動が約束される着席保証の列車をぜひ活用してほしい。

(航空・旅行アナリスト、帝京大学非常勤講師)

 
 
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