ヤムウンセンが評判の店があると聞いて、行ってみた。都内と神奈川県内に数店舗ある「アジアンビストロDai」。アジア全域の人気料理を提供する店だ。
メニューには、食べたい物ばかり。悩んだ末選んだのは、お得なランチセット。2人だったので、一つは3種の前菜と選べるメイン、サラダ、食前・食後のドリンクがついた「アジアンセット」。もう一つは前菜の代わりに小籠包(ショーロンポー)が2個蒸し籠に入った「点心セット」を。メインは「ガパオ&グリーンカレ―」と日替わりの「エビチャーハン」。さらに、単品で生ガキ、そしてモチロンおいしいと聞いていた「ヤムウンセン」も追加注文。
まずは食前酒とサラダが運ばれて来た。プラス料金でアルコールに変更可能なので、スパークリングワインで乾杯♪ サラダのドレッシングが美味。レモングラスの香りがした。
お次はカキ。メニューにあれば必ずオーダーしちゃう。出て来たカキの大きいの何の! 広島県産だそう。レモンを搾っただけでもプリップリでウマイが、小皿入りのタレもまた、アジアンテイストでうれしい。きっとナンプラー入りだ。
そして3種の前菜セット。シェアするだろうと、生春巻きもエビトーストも半分に切ってあった。ムッチャ親切。生春巻きはエビと野菜がギュギュッと巻かれ、サスガプロのワザ。自分で巻くともう少しユルイ。粗さの違うエビのすり身を載せ、サクッと揚げたエビトースト、もちろん白ワインをいただいちゃう♪ 小籠包も、肉汁だくで美味。
ここでお待ちかねのヤムウンセン。「ヤム」は和える、「ウンセン」は春雨を意味するタイ風春雨サラダ。自分でもよく作る大好物だ。同店ではコレを、テーブルで仕上げるという。
運ばれて来たのは、二つのお皿。一つにはひき肉の混ざった春雨とエビ、イカ、キクラゲ。もう一つにはパクチーなどハーブ類、キュウリ・セロリ・紫タマネギ、砕いたピーナッツやフライドオニオンなどと共に、タレの入った小鉢と、酢漬け唐辛子入りの小皿が。
まず、タレと唐辛子の容器をテーブルに取り出し、「どうされますか?」と聞かれる。クセの強いパクチーは抜いてほしいとか、辛さ控えめでとか、いろいろな要望に対応しちゃうのだ。コレは素晴らしい。客席で作るサラダといったら、シーザーサラダか、プライムリブ専門店「ロウリーズ」名物の「スピニングボウルサラダ」くらいしか思い浮かばない。パフォーマンスも楽しいし、自分好みにカスタマイズしてもらえるのだ。「全部入りで」と頼むと、スタッフが手際良く、かつ丁寧に全てを混ぜ合わせてくれる。味が均一になるよう、タレは二度に分けて入れる配慮も。当然ベリウマ♪ 誰もが安心して食べられるのも、人気の秘訣だろう。エビチャーハンに小皿で添えられたタレはエビ感が凝縮され、味変で単調にならず最高、食欲増しマシ!
随所に見られる工夫が、人気店の理由だろう。期待以上の味、お客さま目線のサービス。大変勉強になった。
※宿泊料飲施設ジャーナリスト。数多くの取材経験を生かし、旅館・ホテル、レストランのプロデュースやメニュー開発、ホスピタリティ研修なども手掛ける。




