「ひょうごユニバーサルなお宿」ロゴ
兵庫県は、年齢や障害の有無に関わらず、誰もが旅行を楽しめる「ユニバーサルツーリズム(UT)」の推進を目指し、「UT推進条例」(高齢者、障害者等が円滑に旅行することができる環境の整備に関する条例)を制定(2023年4月施行)するなど、積極的に取り組んでいる。UTに特化した条例は全国初となる。
「行けるところ」から「行きたいところ」へ
条例に基づく取り組みの一つが「ひょうごユニバーサルなお宿」宣言・登録制度。UTの推進に積極的に取り組む宿泊施設を支援し、登録・情報発信するこの制度には、今年1月末現在、156施設が参加している。
ユニバーサルなお宿の情報は県公式観光サイト「兵庫観光ナビ」で確認できる。同サイトでは▽ユニバーサルルームの有無▽車椅子やシャワーチェアなど備品の貸し出しの有無▽きざみ食対応の可否―など73項目のチェックリストにより、お宿の「できること・できないこと」を“見える化”。所在エリアや対応可能な取り組み内容から検索することもでき、自分に合ったお宿選びをサポートしているのが大きな特徴だ。
このほか、UTの普及促進を図る人材育成にも力を入れている。高齢者や障害者等を迎え入れる際の接遇を学ぶ「ひょうごUTおもてなし研修」を県内各地で実施しているほか、1月14日には、神戸ポートピアホテルで「緊急避難対応研修」を開催。災害時の高齢者や障害者等の緊急避難対応を学ぶもので、初の試み。宿泊施設関係者など19人が参加し、座学や実践研修を通して、緊急避難訓練の重要性を学んだ。
また、芸術文化観光専門職大学との連携のもと、高齢者や障害者等からの相談に対応する「ひょうごUTコンシェルジュ」の育成にも取り組んでおり、現在、60人が認定されている。

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