マリオット、「Good Travel」を拡大 アジア太平洋80軒で意味ある旅体験


 マリオット・インターナショナルは2月12日、地域とのつながりを深める体験型プログラム「Good Travel with Marriott Bonvoy」をアジア太平洋地域(中国を除く)の約80軒のホテルおよびリゾートに拡大したと発表した。「コミュニティ」と「環境」をテーマに、旅先との深いつながりを育む体験を提供する。

日本では5軒で6つの体験を展開

 同プログラムでは、アジア太平洋地域(中国を除く)12市場・約80のホテルとリゾートで約100におよぶ体験を展開する。ゲストは訪れる土地や人々とのつながりを深め、より豊かな旅の時間を過ごすことができる。

 日本では、国内5軒のホテルにて合計6つの体験プログラムを展開。W大阪、ザ・リッツ・カールトン福岡、JWマリオット・ホテル奈良、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル、シェラトングランドホテル広島で実施される。

サンゴ再生から食文化まで多彩な体験

 「Good Travel with Marriott Bonvoy」は「コミュニティ」と「環境」という2つの柱を軸に構成。各地域で大切にされている価値や背景に触れながら、ゲスト自身がどのように関わることができるのかを知る、学びと発見に満ちた体験を用意している。

 モルディブのSheraton Full Moon Maldives Resort & Spaでは、専属の海洋生物学者とともにサンゴ再生プロジェクトに参加。小さなサンゴの断片をフレームに植え付け、ラグーンに設置することで新たなサンゴ礁の成長を促す体験を提供。成長の様子はオンラインで定期的に共有され、年2回の写真アップデートも提供する。本プロジェクトはバア環礁の地元住民によるフレーム制作を通じ、地域の雇用創出にもつながっている。

 日本のW大阪では「天下の台所」として知られる大阪の魅力を、歴史・建築・食文化の視点から紐解く体験を実施。徒歩またはサイクリングで大阪城周辺から空堀商店街などのローカルスポットを巡る。地元の海藻商を訪れ、日常に根付いたサステナブルな食材活用を学ぶほか、地域のカフェでかつお節削りを体験し、日本の食文化に息づく「無駄にしない知恵」を体感できる。

伝統文化から環境保全まで幅広く展開

 韓国のJWマリオット済州リゾート&スパでは、済州島の象徴である海女の呼吸法を取り入れた瞑想体験や、地元食材を使った料理教室を通じて、自然と共に生きてきた島の暮らしや食文化への理解を深める。

 タイのJW Marriott Khao Lak Resort & Spaでは、マングローブ地域での自然保全クラスを通じ、ニッパヤシの生態や伝統的な活用方法を学びながら植樹活動に参加。最後は水牛の水浴び体験で、タイの伝統的な暮らしを体感する。

 Sheraton Grande Sukhumvit, a Luxury Collection Hotel, Bangkokでは、残りご飯を活用した保存食や伝統菓子作りを通じて、タイに受け継がれてきた「食を無駄にしない」知恵を学ぶ体験を提供している。

 インドネシアのSthala, a Tribute Portfolio Hotel, Ubud Baliでは地元の家を訪れ、祈りや日々の習慣を通じて、自然・人・精神の調和を大切にするバリの哲学に触れる。Four Points by Sheraton Bali Kutaでは、ヤシの葉から作られる伝統人形「ワヤン・エンタル」の制作とミニパフォーマンスを体験できる。

持続可能性とコミュニティ支援を重視

 ベトナムのRenaissance Riverside Hotel Saigonでは、使用済みの石けんをシンプルかつ衛生的な方法で新しい石けんへと生まれ変わらせる参加型のリサイクルワークショップを実施。ゲストは自身で作った石けんを持ち帰ることができるほか、日常生活の中で実践できるサステナブルな工夫についても学ぶことができる。本プログラムの収益はすべて、口唇裂・口蓋裂などの治療支援を行う「オペレーション・スマイル」へ寄付され、ベトナムの子どもたちに笑顔と希望を届ける取り組みを支えている。

 マレーシアのW Kuala Lumpurでは、ホテル内レストラン「Flock」のエグゼクティブ・シェフとともに、きのこやハーブをサステナブルに育てる体験型プログラムを提供。W Shroom Labにて栽培の基礎やきのこの成長過程を間近で学び、その後、自ら収穫した食材を使ってシグネチャーディッシュの調理に参加する。より深く学びたい場合は、ホテル外の水耕栽培ファームを訪れ、マイクロハーブや希少なサラダリーフの栽培工程を見学することも可能。

 インドのCourtyard by Marriott Bhopalでは、インドの先住民族に受け継がれてきた伝統美術「ワルリー画」を学ぶガイド付きのペインティング体験を実施。ホテル内の穏やかな自然環境の中で、地元アーティストによる語りや実践を通じて、その歴史的背景や象徴性、自然や共同体との深い結びつきについて理解を深める。完成した作品は持ち帰ることができ、インドの部族文化への理解を育むと同時に、地元の職人やアーティストの継続的な収入機会の創出にも貢献する。

海洋保全と地域支援を両立

 フィジーのFiji Marriott Resort Momi Bayでは、世代を超えてフィジーの沿岸コミュニティを支えてきたマングローブ植樹体験を提供。専属の海洋生物学者の指導のもと、ゲストは植樹活動に参加しながら沿岸生態系の再生と保全に貢献。あわせて、マングローブが地域社会にもたらす文化的・経済的価値について学ぶ。

 オーストラリアのSydney Harbour Marriottでは、専属ガイドとともにカヤックでシドニー湾を巡り、街の歴史や象徴的なランドマーク、豊かな自然環境について学ぶプライベートツアーを実施。海洋生態系や保全活動について理解を深めながら、航路上では海上清掃にも参加し、湾の環境保全に直接貢献することができる。

 フィリピンのSheraton Cebu Mactan Resortでは、多くの漁業従事者がサンゴ礁に依存するフィリピンにおいて、地域で行われている保全活動について学びながら教育的要素を取り入れたサンゴ植え付けに参加。海の環境への理解を深めるとともに、自然保護に貢献する機会を提供する。

 シンガポールのJW Marriott Singapore South Beachでは、ホテルのキッチンで発生するフルーツの端材を活用し、ミックスフルーツジャムを作る体験型プログラムを実施。ホテルの料理チーム指導のもと、家庭でも実践できる食品ロス削減の工夫やサステナブルな取り組みについて学ぶ。完成したジャムは小瓶に詰められ、チェックアウト時にゲストへ渡される。

宿泊者限定で提供される特別体験

 「Good Travel with Marriott Bonvoy」の各体験は、地域の文化や自然環境に寄り添いながら、ゲストが実際に参加し体感できるよう丁寧に設計されている。実践的で没入感のあるアクティビティを通じて、旅先との心の距離を縮め、訪れた土地にポジティブな影響をもたらすきっかけを提供する。

 これらの特別な体験は宿泊者限定で提供され、詳細はGood Travel with Marriott Bonvoyにて確認できる。多彩で充実したラインアップにより、本プログラムは地域文化への理解を深め、地域社会や自然環境に前向きな貢献をしたいと考える旅行者にとって信頼できるプラットフォームとなっている。

 Marriott Bonvoyは、世界各地の記憶に残るデスティネーションで展開する30の多彩なホテルブランドを擁するロイヤルティプログラム。ラグジュアリーからライフスタイル、リゾートまで、あらゆる旅のスタイルや目的に寄り添う滞在体験を提供している。

 
 
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