【観国之光 528】震災から15年、10年 記憶を風化させてはいけない 観光経済新聞 論説委員 内井高弘


昨年6月に開館した宮古市災害資料伝承館(市のHPから)

昨年6月に開館した宮古市災害資料伝承館(市のHPから)

 今年は東日本大震災から15年、熊本地震から10年の節目に当たる。自分の中で記憶が風化しつつあることを意識するが、2月23日に行われた天皇陛下の記者会見で「忘れてはいけない」と改めて思った。

 陛下は66歳の誕生日を迎えての会見に臨まれ、「被災地では、インフラの面などで復興が進んできた一方で、なりわいやコミュニティーの再建など、まだ課題もあるように感じています。また、親しい人が亡くなられたり、生活環境が一変してしまったりした方々のことを思うと、震災の傷はいまだ癒えていないと感じます」と述べられた。

 その上で、「災害の影響は人それぞれに異なり、10年、15年の年月の経過だけでは測れない重みを伴うものだと思います。これからも、雅子とともに被災地に心を寄せていきたいと思っています」と話された。

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