食文化を支える職人技の継承は大きな問題だ(文化庁のイベント)
「人間国宝」―重要無形文化財に指定された伝統工芸や芸能の分野で、高度な技術を持つ個人として国が認定した人の通称。正式には「重要無形文化財保持者」といい、文化財保護法に基づいて認定される。
対象となるのは能楽や歌舞伎のような「芸能」と、陶芸や染織、蒔絵(まきえ)などの「工芸技術」の2分野に限られていたが、ここに食文化や華道、書道などの「生活文化」を加えることになった。
国の文化審議会は昨年10月、生活文化を重要無形文化財の対象にするよう文部科学相に答申した。人間国宝の対象の拡大であり、1954年の制度創設以来初めてとなる。実現すれば優れた技能を持つ和食の料理人や杜氏(とうじ)、華道家、書家らが選ばれる見通しだ。旅館の料理人も人間国宝になるかもしれない。
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