「奈留神社例大祭」
第1弾ツアー、今秋に催行へ
世界文化遺産の五島列島で、地域固有の文化や信仰を尊重し、持続可能な観光を目指す「ヴァナキュラー・ツーリズム」の取り組みが開始した。長崎県の五島観光魅力向上推進協議会はこのほど、土着の歴史や伝統・文化・芸術・自然といった地域の価値を、地域の語り手と参加者で共有するツアー体験を、今秋から順次提供すると発表。その第1弾として、隠れキリシタンの歴史が色濃く残る奈留島(なるしま)での対話型・課題解決型のツアー開発に着手した。
五島列島は2018年、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」としてユネスコの世界文化遺産に登録。観光業界をはじめ多数の注目を集めた一方で、教会巡りを中心とした既存観光が、地域経済や暮らしに十分な恩恵をもたらしていないという課題があった。
そこで同協議会は、島の生活文化や信仰の歴史、隠れキリシタンの伝承などに焦点を当て、滞在しながら地域経済への還元と持続可能性を両立する体験型観光を提唱。その土地固有の暮らしや文化、精神性を尊重し、地域の語り手と来訪者が対話を通じて価値を共有する「ヴァナキュラー・ツーリズム」として、観光と生活の間に持続可能な関係構築を目指す。
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