【脱炭素でスマートな旅館 国際観光施設協会エコ・小委員会 67】旅館の建築ストックを考える


 1月に観光産業に関係する業界の賀詞交歓会で国交省の参事官と話をする機会があった。高度経済成長期以降は世帯数を上回るペースで住宅が建設され、現在は総世帯数に対して16%多く、住宅は量的に充足し、住宅ストックの「量」から「質」や「活用」への転換が求められる時代と話されていた。

 手元に旅館の軒数と客室数について、1971年から2011年までのデータがある。1971年の76万室から1991年には最大の102万室に26万室増え、その後、2011年までに33万室減り、69万室になった。その間に旅館軒数は、最大8万3千軒から3万9千軒に4万4千軒減っている。33万室を4万4千軒で割ると7.5室になり、減った旅館の平均客室数は7.5室で、減ったのは10室以下の小規模旅館が中心と考えられ、一定規模以上の旅館は経営者が変わっても施設は残っていることになる。

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