私の視点 観光羅針盤
2025年の訪日外国人旅行消費額(速報値)は9兆4559億円。為替を1ドル=150円で換算すれば約630億ドル規模となる。訪日客数は4268万人と過去最多水準。コロナ禍からの回復局面を超え、日本は「客数の復活」から「収益力の再設計」へと議論の軸を移し始めている。
世界観光機関(UNツーリズム)の2024年国際観光収入ランキングでは、(1)米国約2150億ドル(2)スペイン約1060億ドル(3)英国約845億ドル(4)フランス約770億ドル(5)イタリア約587億ドル(6)ドイツ約563億ドル(7)豪州約547億ドル(8)カナダ約520億ドル(9)日本約499億ドル(10)トルコ約450~500億ドル―となっている。
ここに2025年の日本(約630億ドル)を当てはめれば、イタリアを上回り世界5位圏に浮上する計算となる。総額で欧州主要国と肩を並べる水準に入るということは、日本観光が新たなフェーズに入った証左だ。
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