「普段、スタッフや地域の関係者、銀行に対して、それぞれの場面で相手にとって最適だと思う「建前」を探し、接しています。ただ、時と場合によっては自分の意見を正直に本音で伝えなければならないと思う時もあるのですが、その場合でもとどまってしまう自分がいます。自分の本音をぶつけることにより、トラブルになってしまわないか、まずい方向に向かわないかという怖さがあります。何もない平穏な時は、建前で通すのが良いと思いますが、いざという時にはやはり堂々と自分の意見を直接伝えたいのです。その「時と場合」の見極め方と、その時にはどのように伝えたらよいのでしょうか。あるお宿経営者からのご相談です。
お宿を経営されていると、日々さまざまな立場の方と向き合うことになります。そこで本音と建前を使い分けられること自体が、すでに経営者としての高度な能力です。もし無責任であれば、悩みもしませんし、怖さも感じません。本音を言うことの影響力、現実を動かす重さを分かっているからこそ、簡単に口にできないのです。
それは弱さではなく、立場の重さを本気で引き受けている証拠です。本音が言えない理由は、勇気がないからではありません。多くの場合、「正しさ」よりも「言った後の責任」を想像しているからです。
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