【交通トレンド分析322】ミラノへの唯一の直行便、ANAの羽田―ミラノ線で五輪へ 鳥海高太朗


鳥海氏

 ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックが2月6日に開幕した。22日の閉会式まで、イタリア北部のミラノとコルティナ・ダンペッツォを中心に競技が行われる。私自身も2024年夏のパリ五輪に続いて、ミラノ・コルティナ五輪でもスキージャンプやスピードスケートを観戦するべく、8日にミラノ入りした。

 現在、乗り換えなしでイタリアへ行ける直行便としては、ANAが2024年12月から羽田―ミラノ(マルペンサ空港)線を週3往復で運航しているほか、イタリアのITAエアウェイズが羽田―ローマ線を1日1往復で運航している。私自身、昨年秋から航空券をどうするか迷っており、中東もしくはヨーロッパ内で乗り継いでミラノへ入る可能性も含めて検討していた。理想としては、ANAの羽田―ミラノ直行便を利用するのがベストであったが、オリンピック期間中は席の確保が難しいのではないかと思っていた。

 実際に秋ごろにANAマイレージクラブのマイルを使った特典航空券の空席をチェックしていた際には直行便は満席だったが、12月中旬に再度チェックすると、なんと2月8日羽田発ミラノ行きの特典航空券(ビジネスクラス)に空席を発見した。当初は10日か11日ごろの出発を予定していたが、空席を見つけたことで予定を前倒しすることになった。ANAの他のヨーロッパ行きでも2月は空席が時々出ており、冬の閑散期にあたるとはいえ、まさかミラノ直行便が取れるとは思わなかっただけに、本当にラッキーだった。

 帰りは他社便の経由便でマイルを使った特典航空券を手配していたが、ダメもとでANAのミラノ発羽田行き直行便の特典航空券を空席待ちしたところ、年末前に席が確保でき、無事に往復ともにANAのミラノ直行便を利用できることになった。開幕前後と閉幕前後は混み合っているが、会期の中盤の日程だったことが確保につながったのかもしれない。

 私が出発する約10日前の1月29日には、ANAの羽田―ミラノ線で、フィギュアスケートの坂本花織選手、鍵山優真選手、スノーボードの木俣椋真選手など、日本選手団の一部が出発し、羽田空港で行われたお見送りイベントを取材した。乗り換えなしの直行便で行けることは、移動疲れを最小限に抑える意味でもメリットが大きい。

 ANAの羽田―ミラノ線は現在、週3往復(羽田発・ミラノ発ともに火・木・日)で運航されているが、10月末以降の下期中には毎日運航になる予定だ。ANAによると搭乗率も高く、日本人のイタリア旅行利用者も多いとのことで、今後さらに利用者が増えることになりそうだ。

(航空・旅行アナリスト、帝京大学非常勤講師)

 
 
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