【HCJ2026特集】ショウエイ ろ過装置・省エネシステム(ブースW1-U23)


ろ過装置の「SPFシリーズ」

安全、コスト削減、温泉文化のユネスコ登録を応援

 温浴用循環型ろ過装置専門メーカーのショウエイは今回のホテレスショーで、主力製品のろ過装置「SPFシリーズ」や、高性能循環ろ過ユニットシステム「SPN FILTER SYSTEM」などを展示する。


ろ過装置の「SPFシリーズ」

 SPFシリーズはFRP製で優れた耐蝕性、対候性、保温性があり、上水だけでなく、温泉や海水などの腐食性の高い水質に対しても利用できる。一方のSPN FILTER SYSTEMは、SPFシリーズ同様、FRP製であり、小型パッケージング化が特徴という。併せて、温泉仕様のろ過材を標準装備している。

 オプションで、遠隔監視システム「Fシステム」や、自動残留塩素濃度制御装置などと連携できる。

 Fシステムは、旅館・ホテルの大浴場や貸し切り風呂、個室露天風呂などの「監視と制御」を提案。

 特徴は、ショウエイのリアルタイム高速通信システムを用いて(1)浴槽温度(2)残留塩素濃度(3)浴槽水位(4)運転状況―などを遠隔監視し、同時に制御までを行う。監視、制御による人手不足の解消と、安心かつ安定した温浴施設の運営を可能とする。万一、浴槽温度などに異常が認められた場合は警報で注意を促し、同社メンテナンスマンに情報が送信される。

 パソコン、スマートフォンなどでリアルタイム監視が可能なほか、集計結果はグラフなどで表示が可能なため管理記録にも役立てられる。システムはLANやWi―Fiと、ショウエイのクラウドにより容易に構築可能だ。

 客室に設置された掛け流しの小さな浴槽でも、熱い、ぬるいの問題が生じるため、Fシステムで制御できればコスト削減や宿泊客からのクレーム防止に加え、業務の効率化につなげることが可能だ。

 同社では、省エネシステム「Sシステム」も提案する。このシステムは、ろ過循環ポンプの効率的な回転数制御を行い電力消費の削減に寄与するほか、人感センサの設置で、入浴者の有無を感知し必要時のみ掛け流し運転を行う。無駄な排水と排熱を抑え、ランニングコストを大幅に削減できる。

 レジオネラ症対策や水質基準などの安全対策の提案も特徴だ。同社では、水道法登録機関である環境衛生水質分析センターを設けており、レジオネラの検査など安全管理と連動した水質分析業務も展開する。今後は有機フッ素化合物(PFAS)の検査も対応可能。近年、PFASによる水道水や地下水の汚染が問題視されており、26年4月から水質基準が強化されることに対応する。

 同社の長谷川秀法営業部副部長は、「省エネシステムや見える化を採用した施設では、削減できたコストをさらなる高い顧客サービスへ有効活用していただいている」と話す。併せて、「2030年に登録予定の温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録を引き続き、強力に応援していく」とした。

ショウエイ


長谷川氏


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