私の視点 観光羅針盤
衆院選の投開票が8日に行われ、高市自民党は316議席を獲得し、歴史的大勝利を収めた。1955年の自民党結党以来、最多の議席獲得だ。自民党単独で衆院3分の2(310議席)を確保するとともに、絶対安定多数(261議席)確保で、国会運営の主導権を一気に握ることになった。一方、野党第一党の中道改革連合は大惨敗を喫した。
G2(米国と中国)による世界統治体制が強化される中、数多くの内憂外患を抱える日本にとって高市自民党が強大な権力基盤を確保できたことは大激変の世界情勢への迅速な対応にプラスになり得る。しかし、「トランプ帝国」化する米国との同盟関係には大いなる危惧を感じる。トランプ大統領は衆院選最終盤に「高市首相と連立政権に対する完全かつ全面的な支持」を表明したが、一方で「主権国家への内政干渉」という批判が生じた。トランプ政権は力の支配を信奉し、国際法や同盟の軽視など独善的外交姿勢が際立っている。
トランプ大統領はデンマーク領グリーンランドの領有をもくろんでいるが、それ以前には「カナダは米国の51番目の州」と呼び、「その気になればカナダを経済的に破綻させることができる」と豪語した。カナダのマーク・カーニー首相は1月下旬に世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で圧倒的な演説を行い、世界の政財界リーダーたちが席から立ち上がって一斉に拍手し称賛。カーニー首相の演説の概略は、次の通り。
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