八芳園の井上社長(右)と田村市の白石高司市長
八芳園(井上義則社長)と八芳園交流コンテンツプロデュース(同)はこのほど、福島県田村市と包括的連携協定を締結した。田村市の農産物や加工品、工芸品を使用した新たな商品・メニューの開発、地域の魅力発信とブランドの推進・発信などを通じて、交流人口の拡大や地域活性化、3者のブランド向上を目指す。
田村市は2020年の東京五輪で、参加国の一つ・ネパールとの相互交流を図る「ホストタウン」に認定。八芳園との連携はホストタウン活動を機に始まり、同年度に開かれた「ホストタウンサミット2021」の「世界のおもてなし料理プロジェクトオンライン発表会」では、共同開発したメニューを提案した。
21年には、市独自のブランド産品認証制度「田村の極」の魅力発信と東京都心部住民への認知度向上を目的に、共同でオンラインクッキング教室を開催。八芳園シェフが考案した、田村市産の食材をふんだんに使用したメニューを紹介した。
それ以降も、両者は共同企画を多数展開。23年8月には、食を中心に交流を活性化させるコンテンツを生み出す八芳園交流コンテンツプロデュースを創業。国内各地域の自治体と連携し、自治体PR、食の拠点開発など、さまざまな事業を展開。現在は東京をはじめ、連携協定を結ぶ自治体が位置する徳島県・福島県・山形県の3カ所に営業所を設けている。
今回の田村市との協定では、(1)市のブランドの推進・発信(2)市の農産物、加工品、工芸品の商品開発(3)地域の魅力発信とイベントの促進による地域経済の活性化(4)持続可能な農業の維持・推進(5)市のシティセールスおよび観光振興(6)市の交流人口拡大および関係人口の創出(7)連携中枢都市圏形成に係る活動も視野に入れた活動(8)その他3者の協議により定める事項―の8項目で連携。
八芳園によると、今年は「田村の極」と酒をテーマとしたイベントの開催も予定しているという。「今後もイベント開催や特産品、および産品を使った新たな特産品やメニュー開発などを通じ、交流人口および関係人口の拡大を図っていく」(同社)。

八芳園の井上社長(右)と田村市の白石高司市長




