【学術×現場35】一流を生む接客の矜持 福島規子


福島氏

 コース料理を提供するレストランでは、料理説明、飲み物の提案、次の料理を提供するタイミングなどさまざまな要素によって接客の良し悪し、いわば質が評価される。レストランの中にはコース料理の一部をあらかじめ用意された選択肢の中から選ぶ「プリフィックス形式」を採用する店も少なくない。しかし、和食料理店でプリフィックスだの、メイン料理だのといったカタカナ言葉を使うのは、あまりよろしくない。そこで、メイン料理は、「主菜」、プリフィックスは「お料理の一部を、お好みでお選びいただける仕立てでございます」あるいは「お客さまの好みを伺いながら、献立を整えてまいります」といった言い方に変えてみてはどうだろう。

 ところで、この「選ばせる」という行為自体が、従業員と顧客の双方にとっては案外、心理的負担が大きい。係は、「こちらですと追加料金として〇〇〇円が…」と伝えるたびにどこか申し訳なさを抱え、顧客も「いきなり金の話とは」と興ざめしてしまうことも少なくない。

 予算内であれば、その時に食べたいものや気分で選べば済むが、追加料金うんぬんと金の話が絡むと懐具合との相談も必要になってくる。

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