【観国之光 525】長期化するパンダ不在 ピンチをチャンスに! 観光経済新聞 論説委員 内井高弘


ゼロパンダの影響は大きいが、悲しんでばかりはいられない

ゼロパンダの影響は大きいが、悲しんでばかりはいられない

 東京・上野動物園が飼育していた双子のジャイアントパンダ(シャオシャオ、レイレイ)が1月27日、中国へ返還された。これで日本にパンダはいなくなった。

 白と黒の愛くるしい姿を一目見ようと、遠くから足を運ぶ人も多く、観光誘客の有力なコンテンツとなっていた。パンダに依存した観光地にとっては痛手となりそうだ。

 パンダが中国から日本に来たのは1972年10月。上野動物園にカンカン、ランランの2頭が来た。日中国交正常化の象徴とされ、11月の公開初日には6万人弱の人が詰めかけ、ニュースでも大きく取り上げられた。

 71年度に400万人だった入園者数は、73年度に737万人となり、74年度には過去最多の764万人まで急増したとされる。上野かいわいにも多くの人が訪れ、経済効果の大きさがうかがい知れる。

 パンダはその後、和歌山・白浜、兵庫・神戸でも飼育された。その数、計40頭に上る。

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