星のや奈良監獄の完成イメージ(星のや提供)
星野リゾートは1月20日、国の重要文化財「旧奈良監獄」を改装したラグジュアリーホテル「星のや奈良監獄」(奈良市)を6月25日に開業すると発表し、予約受け付けも始めた。敷地内には「奈良監獄ミュージアム」を併設し、一足早く4月27日に開館する。
旧奈良監獄は明治政府によって計画された五大監獄のうち、唯一現存する貴重な建築物。監視所を中心に収容棟が放射状に延びており、近代監獄を象徴する建物という。2017年に重要文化財に指定されている。
コンセプトは「明けの重要文化財」。収容棟5棟のうち4棟が宿泊所となる。客室タイプ「The 10―Cell」は独居房を10室つないで1室とし、寝室、リビング、ダイニングなどのスペースに分けている。客室数は48室で、全てがスイートルーム。「重厚なレンガ壁に守られた空間で、移ろう光とともにぜいたくな時間を過ごす、新しい滞在の形を提案する」という。別棟のダイニングでは日本人の感性で進化したフランス料理を提供する。
星野佳路代表は「日本の重要文化財を観光の経済力で維持するという、新しい取り組み」と強調。総支配人の掛川暢也さんは「開業から3年目を目安に、80%の稼働率で安定させたい。奈良の魅力をしっかりとPRしていくことによって、エリア全体を滞在型の観光地に変化させる。そんな一つのきっかけ作りになれば」と話す。
奈良監獄は星のやブランドとして9施設目。場所はJR奈良駅から車で10分、近鉄奈良駅から同6分。宿泊費は1泊14万7千円(1室当たり、税・サービス料込み、食事別)から。

星のや奈良監獄の完成イメージ(星のや提供)




