「仲居」の魅力を世界へ グッドマンサービスの採用プロジェクトが始動


“仲居”の魅力を直感的に表現したポスター。広角レンズを使用し、姿勢や所作の美しさにフォーカスした

 労働派遣事業を展開するグッドマンサービス(東京都千代田区、月花拓美社長)はこのほど、日本特有の職種である“仲居”の魅力を多角的に訴求する採用プロジェクト「仲居募集 Looking for NAKAI」を開始した。

 採用プロジェクトは日本のホスピタリティ業界における深刻な人手不足を背景に実施。取り組みの一つとして、仲居の所作の美しさや、日本の伝統文化を伝えるポスターを制作した。

 ポスターは仲居を単なる職業として紹介するのではなく、日本のホスピタリティを体現する「文化的な役割」として再定義したもの。仲居の所作や振る舞いに焦点を当て、本質的な魅力を視覚的に表現したという。

 ポスターを手掛けたグッドマンサービスは、「日本のサービス文化に根付く規律や品格といった“静”の美しさ、所作の連なりや体に宿る緊張感から生まれる”動”の要素を取り入れた」としている。

 ポスターの背景は日本の伝統色の赤を採用。言語に依存しない、直観的に理解できるデザインに仕上げた。「アジアをはじめとする世界の人々に向けて、日本のホスピタリティを共有可能な文化体験として提示した」と同社。

 ポスター制作に撮影協力したのは和風旅館「ホテル双葉」(新潟県越後湯沢温泉)。グッドマンサービスは昨年、同県湯沢町と連携協定を締結しており、同社から仲居人材の派遣実績が豊富であることから、今回の協力が実現した。

 宿泊業界の人材不足について、観光庁の調査によると、インバウンド観光の急速な回復が影響し、三大都市圏でも「人材不足を感じていない」宿泊施設はわずか10.3%にとどまる。地方部では5%にも満たないとされ、業界全体で人材不足感が極めて高いという。

 同社によれば、伝統的な旅館は、宿泊客の迎え入れや食事対応を担い、日本ならではのおもてなしを体現する仲居の確保が年々難しくなっているという。

 今回のプロジェクトを通して、国籍を問わず、新しい世代の仲居候補者に向けて、海外人材や多言語対応が可能なスキルを歓迎していることを発信する。

 今後、同社はプロジェクトをより多くの人に周知するべく、賛同する宿泊施設へのポスター掲出を予定している。

 「採用広告としてはもちろん、仲居の多角的な魅力を知ってもらうきっかけを提供することを目指す」としている。


“仲居”の魅力を直感的に表現したポスター。広角レンズを使用し、姿勢や所作の美しさにフォーカスした

 
 
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