先日経営者の集まりで、ある講演会がありました。「経営は顧客満足とともに従業員満足を実現させていくことが、会社の利益確保継続につながるのだ」と講師が力説していました。正論です。
多くの経営者がこれを実現するために「パーパス経営」や「差別化戦略」「働き方改革」といったテーマのプロジェクトを実施します。でも、不思議なことに、スタッフのモチベーションは上がらない。離職も止まらない。なぜでしょうか。
それは心が冷えた状態で理念やノウハウを聞いても、頭の中を素通りするだけだからです。スタッフが本当に感じ取ろうとしているのは、「うちの宿は何を目指すか」ではありません。「ここで安心して働いていけるのか」「自分は尊重されているのか」という、もっと根本的なことです。
そこでまず必要なのは、考え方の共有ではなく、感情の受け止めです。スタッフに対しては「仕事とプライベートは別」という考え方は正しいでしょう。でも、多くの経営者がここで誤解をします。「首を突っ込まない」が「関心を持たない」になってしまっているのです。
会員向け記事です。





