第1次ナショナルサイクルルートの沿線3市が連携 “日本最高峰”の自転車旅を欧米豪・台湾市場向けに発売


「つくば霞ヶ浦りんりんロード」(茨城県土浦市)

「つくば霞ヶ浦りんりんロード」(茨城県土浦市)

 茨城県土浦市、滋賀県守山市、愛媛県今治市は1月28日、「第1次ナショナルサイクルルート」に指定されたサイクリングルートの沿線自治体として、サイクルツーリズムによる地域活性化を共通目的とした広域連携事業を開始した。3市で「第1次ナショナルサイクルルートサイクルツーリズム推進協議会」(会長=安藤真理子・土浦市長)を設立。三つのサイクリングルートを相互連携させた体験型ツアーも発売した。欧米豪・台湾市場向けに、各地域の文化体験やグルメを組み込み、“日本最高峰”のサイクルツーリズムの魅力を海外に発信する。

協議会設立で広域連携 効果的な魅力発信へ

 ナショナルサイクルルートは、ソフト・ハード両面から一定の水準を満たすルートを国が指定する制度。世界に誇るサイクリングルートとして国内外にPRを行い、サイクルツーリズムを強力に推進していく制度として、現在は6ルートが指定されている。

 このうち、「つくば霞ヶ浦りんりんロード」「ビワイチ」「しまなみ海道サイクリングロード」は、2019年11月に第1次ナショナルサイクルルートに指定。各地でサイクリストの受け入れ環境整備や情報発信を進めてきた。一方、沿線自治体共通の課題として、より広域的・効果的な魅力発信や、高付加価値なサイクルツーリズムの実現などが顕在化していた。

 そこで3市は、新たにサイクルツーリズムの推進協議会を設立。中核事業として、各ルートを相互連携させ、日本の湖・山・海を“1本のストーリー”でつなぐ体験型ツアー「トライアングル・ライド・ジャーニー」を企画・販売するに至った。

「つくば霞ヶ浦りんりんロード」(茨城県土浦市)
「つくば霞ヶ浦りんりんロード」(茨城県土浦市)

「ビワイチ」(滋賀県守山市)
「ビワイチ」(滋賀県守山市)

「しまなみ海道サイクリングロード」(愛媛県今治市)
「しまなみ海道サイクリングロード」(愛媛県今治市)

欧米豪・台湾向け 3ルート制覇は9泊10日で170万円

 ツアーは欧米豪市場・台湾市場向けに販売。各地域のサイクルルートを3泊4日で巡る旅と、3ルート全てを巡る9泊10日の旅の2種類を提供し、前者は1人当たり28~60万円、後者は同170万円で販売している(いずれも税込み)。

 ツアー予約は、欧米豪向けはクラブツーリズムの「YOKOSO JAPAN TOUR」、台湾向けはPedaling Japan Toursの公式サイトで受け付ける。

 ツアー購入者へは特典も付与する。各地域の協賛店で、特別なおもてなしが受けられる「特典付き共通パスポート(Cycle Passport)」を制作するほか、英語・繁体字字幕付きのプロモーション動画も作成。インバウンド層への発信に注力する。

「特典付き共通パスポート(Cycle Passport)」(英語版)
「特典付き共通パスポート(Cycle Passport)」(英語版)

 3市によると、3都市横断のプレミアムツアーを“日本のサイクルツーリズムの先進事例”として国内外へ展開し、高付加価値旅行者の滞在・消費を促すという。地域経済へ波及する地方創生モデルの確立を目指す。

 
 
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