JNTO
米有力メディア『ニューヨーク・タイムズ紙』は2026年1月5日、「52 Places to Go in 2026(2026年に行くべき52か所)」を発表。世界各国の旅行先リストに日本から長崎と沖縄が選出された。長崎は核拡散の脅威が広がる現代において訪問意義が大きい場所として、沖縄は2019年の火災で焼失した首里城の伝統工法による復元完了が評価された形だ。
日本からは長崎と沖縄の2都市が選出
日本政府観光局(JNTO)は1月14日、米国の主要紙『ニューヨーク・タイムズ』が発表した「2026年に行くべき52か所」に長崎と沖縄が選ばれたことを報道発表した。
同リストは紙面・電子版合わせて1,233万以上の購読者を持つ『ニューヨーク・タイムズ』が毎年1月に発表している世界各地の推奨旅行先一覧。今回、長崎は17位、沖縄は46位に選ばれた。
長崎は「レジリエント・シティ」として評価
記事では、長崎を「世界的に核拡散の脅威が広がるなか、原爆投下の歴史を乗り越え新たな関心を呼び起こしたレジリエント・シティ」として紹介。主要駅の再開発完成や老舗の菓子店、ジャズバーなども取り上げられた。
原爆の悲劇と復興の歴史を持つ長崎の価値が、現代の世界情勢を背景に改めて注目されたことが選出理由の一つだ。
伝統工法で復元された首里城が沖縄選出の決め手に
沖縄については、「壮麗な首里城が、2019年の壊滅的な火災を経て、伝統的な工法による復元作業で今秋再公開予定」であることが紹介された。また、地域の祭りを楽しめる点も特徴として取り上げられている。
2019年10月の火災で正殿を含む計7棟が焼失した首里城。その後、琉球王国時代の伝統的な工法による復元工事が進められてきた。2026年秋の再公開に向け、国内外から注目が集まっている。
訪日米国人、過去最高を更新
JNTOによると、2025年の米国からの訪日旅行者数は、すでに2024年の過去最高記録272万人を上回り、11月時点で累計303万人を記録した。同局では今回の選出を契機に、さらなる地域誘客促進に向けて日本各地の情報発信に取り組むとしている。
「52 Places to Go」では近年、日本の都市が継続的に選出されている。2023年には盛岡市と福岡市、2024年には山口市、2025年には富山市と大阪市がリストに名を連ねた。
選出された52か所の内訳
2026年のリストには、首位の「Revolutionary America(革命期のアメリカ)」をはじめ、ワルシャワ(ポーランド)、バンコク(タイ)などが上位に選ばれた。アジアからは、長崎(17位)と沖縄(46位)のほか、マレーシアのペナン(15位)、韓国の東西トレイル(45位)、中国の雲南省(41位)などが選出された。
全体のリストは以下の通り:
- Revolutionary America
- Warsaw
- Bangkok
- Osa Peninsula, Costa Rica
- Bandhavgarh, India
- Dallas
- Oran, Algeria
- Route 66
- Saba, the Caribbean
- Poblenou, Barcelona
- Nepal’s Other Mountains
- Bayreuth, Germany
- Canadian Rockies by Train
- Top End, Australia
- Penang, Malaysia
- Los Angeles
- Nagasaki, Japan
- Breuil-Cervinia, Italy
- Memphis
- Armenia
- Sorolla’s Spain
- Winnie-the-Pooh’s England
- Seychelles
- Inhotim, Brazil
- Iceland
- Sanibel and Captiva Islands, Fla.
- Hyde Park, Chicago
- Traena Islands, Norway
- Miches, Dominican Republic
- Portland, Ore.
- Tien Shan Mountains, Kyrgyzstan
- Assisi, Italy
- Arctic National Wildlife Refuge
- Vietnam
- Querétaro, Mexico
- Medora, N.D.
- Camiguin, the Philippines
- Messinia, Greece
- Guyana
- Deer Valley, Utah
- Yunnan, China
- Bentonville, Ark.
- Cape Froward, Chile
- Genoa, Italy
- Dongseo Trail, South Korea
- Okinawa, Japan
- Río Pastaza Watershed, Ecuador
- Ngorongoro Conservation Area, Tanzania
- Melbourne, Australia
- Virginia Beach
- Big Sur, Calif.
- Mon, Denmark




