大学生の6割、「旅先」より「予算」で旅行先を決定 スカイスキャナー調査


 Skyscanner Japan株式会社は1月15日、大学生100人を対象とした旅行計画の実態調査を発表した。大学生の6割が「旅先」よりも「予算」を優先して旅を計画していることが明らかになった。同社はこうした論理的に情報を比較し、コストパフォーマンスを最大化する旅のスタイルを「ロジタビ」と名付けている。

 調査では行き先未定の時に「どこが安く行けるか」で旅行先を決める学生が6割、コストパフォーマンス重視で出発日を調整する学生が85%に上った。また9割以上が「より簡単に安く旅行できる場所を知りたい」と回答。価格や価値を冷静に比較し納得感を重視する「ロジカル消費」が若年層の旅行行動に浸透している実態が浮き彫りになった。

「憧れの場所」より「予算内の最適解」

 特定の目的地に固執せず、「自分の予算で行ける最高の場所」を探す、柔軟で合理的な検索スタイルが定着していることが判明した。学生からは「SNSで綺麗な景色を見ても、結局高いと行けない。今の貯金で行ける海外をパズルみたいに探すのが楽しい」という声や、「場所よりも『この金額で海外に行ける』というお得感に惹かれる。友達と、とりあえず3万円以内でどこか行こうという探し方が定番」といった意見が多く寄せられた。

 SNSで世界中の情報を得やすい今、旅先は「憧れて選ぶもの」から「予算内で最大効率を探すもの」へ変化している。特定の場所へのこだわりよりも、「限られた予算で海外へ行く」というプロセス自体に価値を感じる「手段の目的化」が起きている。

日程調整は最も手軽で効果的な節約術

 調査では85%の大学生が、コストパフォーマンスよく旅行するために出発日による価格変動をみて日程調整すると回答した。「長期休み」を駆使できる大学生にとって、日程は最も調整しやすいリソースだ。学生からは「土日を避け、航空券が安い日を優先して後から他の予定を調整することがある」という声も挙げられた。

 時間の融通が利きやすい大学生にとって、日程調整は最も手軽で効果的な「節約術」となっている。学生にとって数万円の差額は、現地でのアクティビティの充実などに直結するため、「日程を固定して損をする」ことを極端に避ける傾向にある。

9割以上が「最安ルートの探し方」を求めている

 調査では93%の学生が、より簡単に安く旅行できる場所を知りたいと回答した。情報収集能力が高い大学生世代であっても、複雑な航空券価格の比較には負担を感じており、より直感的に「今、どこが安いのか」を知るためのツールを求めている。

 具体的には、「いちいち各社のHPを見に行くのは面倒。来月、一番安く行ける国ランキングのようなものがパッと出れば即決できるのに」という要望や、「安いチケットはすぐなくなるので、データで『ここが底値だよ』と証明してくれるツールがあれば、迷わず親を説得したりバイト代を投入したりできる」という声が寄せられた。

新コンテンツと新機能をローンチ

 スカイスキャナーはこうした調査結果から、旅行者が抱える「費用の不安」を払拭し、データに基づいた賢い選択である「ロジタビ」をサポートするため、数千ものルートと数百万件の価格データを分析し、2026年の旅行計画に役立つ、2つの新たなコンテンツと機能を公開した。

 1つ目は「2026年に訪れるべき最もおトクな旅行先トップ5」。膨大なフライトデータと価格トレンドを分析し、2026年にコストパフォーマンスが最も高いと予測される5つの旅行先を厳選している。最もおトクな旅行先としては、沖縄(往復平均¥29,707)、宮古島(同¥39,651)、セブ島(同¥49,761)、タムニン・グアム(同¥68,094)、バンコク(同¥72,984)の5カ所が選出された。

 2つ目は「最もおトクな旅行先ナビ(Cheapest Destinations Planner)」。予算を抑えながら旅行先の選択肢を広げる、スピーディーで賢い検索ツールだ。ユーザーが指定した月ごとに、平均価格が安い旅行先をランキング形式で提示する。

 同機能の使い方は3ステップ。まず旅行したい「月」を選び、次にその月の「最も安く行ける旅行先トップ10」を表示、そして気になる行き先が見つかったらクリックするだけで具体的なフライトやホテルのオプション検索へ移行できる。

「旅は『どこへ』から『いくらで』選ぶ時代へ」

 Skyscanner Japanトラベルエキスパートの岡田健太郎氏は「今回の調査で、大学生の85%が『安さ』で出発日を調整し、6割が目的地より『価格』で旅先を決めるという、極めて合理的な実態が明らかになりました。これは単なる節約ではなく、情報を駆使して最適解を導き出す『ロジカル消費』が旅行でも定着したことを示しています」と分析している。

 また「93%もの学生がさらなる情報を求めている背景には、複雑な価格変動への『比較疲れ』があります。自力のリサーチには限界があり、多くの人が意思決定を後押しする客観的なエビデンス(根拠)を求めています。私たちが提唱する”ロジタビ”は、こうした心理的ハードルをデータで解消する試みです」と述べている。

 スカイスキャナーの分析によると、2026年に平均して最も安く飛べる日は「月曜日」だという。しかし、日本の旅行者に対する調査では、最も多かった回答は「分からない/特にない」が27.1%。次いで「月曜日」が24.0%と予想した人も一定数いたが、全体の約3割近くが安い曜日を把握できておらず、また19.6%が「火曜日」や19.6%が「水曜日」と予想する人も多く意見が割れているという。

 「最もおトクな旅行先トップ5」および「最もおトクな旅行先ナビ」は、スカイスキャナーのウェブサイト(https://www.skyscanner.jp/travel-trends/cheap)から利用できる。

 
 
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