鳥海氏
今回の年末年始は9連休を取得できた人が多かったこともあり、国内移動でも国内線の飛行機、新幹線などで混雑が続いた。
私自身は元旦から1泊2日で大阪、京都、奈良を巡った。往路は元旦で羽田空港から飛行機で伊丹空港へ向かったが、こちらはピークが過ぎたこともあり、若干の空席があり、直前での予約でも問題なかった。元旦の出発時点で1泊にするか2泊にするか決めずに、帰りの交通機関も予約せずに、2日に決めようという判断であった。元旦の大阪では友人宅で新年会を済ませて京都へ移動して宿泊。1月2日は箱根駅伝をテレビ観戦すべく、14時にチェックアウトできるホテル(sequence KYOTO GOJO)に宿泊し、青山学院大学の往路5区での逆転劇を見届けてから、清水寺に初詣へ出かけた。
その後、奈良へ向かって用事を済ませることになっていたが、ホテルは京都も奈良も中国人観光客の渡航自粛の影響もあり、1万円程度での宿泊も可能だったが、3日の大阪や京都などから東京へ向かう新幹線や伊丹空港から羽田空港へ向かう便は朝から満席状態となっており、さらに3日も箱根駅伝の復路をテレビ観戦することを考慮し、2日の夜遅くに京都から新幹線で東京へ戻ることにした。
夜の東京方面への新幹線もほとんどの列車で満席だったが、JR東海の「EX予約」で検索したところ何とか1席だけ空席を見つけて予約できた。これまでの経験でも1席であれば東海道新幹線は検索していると空席が出て、座席を確保できることも多いが、ひたすらスマートフォンに向き合いながらの作業となる。
近年、GWとお盆休み、年末年始が「のぞみ」全車指定席となった。16両編成で通常時期は自由席2両、普通車指定席11両、グリーン車指定席3両となっているが、全車指定席の期間中は普通車指定席が13両になる。それでも「のぞみ」の指定席はグリーン車も含めて満席となる。改めて東海道新幹線の輸送力と旅客需要の底堅さを感じた。
そして少しでも安く移動したい人は、自由席特急券で立席であれば乗車できる「のぞみ」利用のほか、少し所要時間を要するが「ひかり」の自由席を利用した人が多くなる。今回の年末年始も「ひかり」の自由席は大混雑で、東京駅や新大阪駅などを中心に長い行列になっていた。
「のぞみ」が全車指定席になると「ひかり」の自由席が一気に混み合うので、静岡、浜松、豊橋などへ「ひかり」を利用する人も指定席を確保しておくことが安心であることを改めて感じた年末年始だった。
(航空・旅行アナリスト、帝京大学非常勤講師)




