台湾人旅行者の日本人気衰えず、2026年も成長継続へ


 台湾の旅行プラン作成アプリ運営会社Funliday, Inc.(台湾、社長:黄韋力)は1月5日、2025年台湾人旅行トレンドレポートを発表した。同レポートによると、2025年の台湾人の海外旅行先として日本が2年連続で首位となり、全体の55%を占める圧倒的な人気を誇っている。また、福岡への旅行が前年比466%と急成長を遂げ、大都市から地方都市への分散傾向が見られるという。

日本が圧倒的な首位を維持、訪日計画は大幅増加

 同社が毎月10万組以上の台湾旅行者データを分析したレポートによれば、2025年の台湾人の人気渡航先ランキングは日本、中国(香港含む)、韓国、タイの上位4カ国の順位に変動はなかった。特に日本は、台湾人の海外旅行先として2年連続でTOP10全体の過半数55%を占める「絶対王者」となっている。

 訪日旅行の旅程作成数は約18万件から約43万件へと大幅に増加し、2026年の出発予定分も増加の一途をたどっているという。

 台湾からの旅行先としては、飛行機で4〜5時間以内のアジア圏が人気となっている。

福岡が急成長、地方都市への分散傾向

 2025年は都市別の成長率で福岡が前年比466%と急成長し、2位の釜山(160%)に大差をつけた。Funlidayは「2025年は、東京、大阪の大都市集中から、福岡・沖縄・釜山などの『地方都市』への旅行が成長し、2026年もこの傾向は拡大するだろう」としている。

旅行形態は子連れ家族が最多、一人旅も増加

 旅行形態では、子連れ家族が56.68%と最も多く、友人(15.51%)、カップル(12.83%)と続いた。一人旅も7.49%を占め、「自由気ままに過ごせる旅を好む人が増加した」とレポートは分析している。

 旅行期間については、台湾からアジアの人気エリアにおいて大きな変化は見られなかったものの、韓国は4.6日から5.2日へと伸長。これについてFunlidayは「台湾から韓国へは飛行時間は日本と大差なく、2025年は航空券が他路線より安価、深夜便の運航、釜山人気の高まりで旅行期間が延びたのではないか」と分析している。

計画性は女性が高く、若年層は直前計画型

 旅行計画の開始時期については、性別・年齢層で明確な差が見られた。女性は比較的早めに計画を立てる傾向があり、特に25〜50歳の層では出発の約20日前から準備するという「超・事前準備計画派」が多い。

 一方、男性は全体的に出発直前で計画する傾向が強く、計画期間は20日未満と短い。特に20歳以下の層では計画期間はわずか6〜12日と最も短く、「新世代は旅行先や当日に何をするか決める旅行スタイルになっている」との見方を示している。

2026年も訪日熱は継続、地方分散化が進む見込み

 Funlidayは2026年の台湾人の旅行トレンド予測について、「円安基調の継続や、2026年3月に開催されるWBCをはじめとした国際的スポーツイベント、大型コンテンツの存在は、台湾からの訪日意欲を今後さらに押し上げる要因となるだろう」と述べている。

 また、「台北発に偏っていた訪日動線は、台中・高雄など中南部都市からの新規路線開設により多様化し、日本へのアクセス環境は一層向上している」とし、円安の影響により台湾人旅行者の一人当たり・一日当たりの消費額も引き続き堅調に推移すると見込んでいる。

 さらに、「日本リピーター層は、旅行先は大都市から地方都市へと分散しつつあり、地域ならではの魅力を明確に打ち出し、差別化を図り、選ばれるための継続的な情報発信や取り組みが不可欠となっている」と指摘。「台湾からの訪日旅行の熱は当面冷めることはない」と予測している。

 同社は「こうした環境変化を的確に捉え、AIと蓄積データを活用したパーソナライズされた旅程提案を通じて、台湾人旅行者と日本各地をつなぐ新たな旅行体験の創出に貢献してまいります」としている。

Funlidayについて

 Funlidayは台湾最大級の旅行プラン作成プラットフォームで、2025年にはアプリダウンロード数が300万を突破。旅行の計画、思い出記録(旅ログ)、旅費管理を提供するツールとして展開している。

 同社の特徴は約350万以上のデータをAIに学習させ、最適なプランを提案する「AIプランナー機能」。旅行の計画段階からユーザーが利用するため、旅行前から旅行中、旅行後まで行動データを追跡でき、旅行前の段階からユーザーにリーチできる仕組みを構築している。また、旅費管理により消費行動についてもデータ管理が可能だという。

 対応言語は中国語繁体字、中国語簡体字、英語、日本語、韓国語など多言語に対応しており、「もっと旅行の準備を簡単、便利になるよう今後も機能をアップし提供する方針」としている。

 
 
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