謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
昨年、日本中で話題の中心となった大阪・関西万博は大盛況のうちに閉幕し、国内外問わず、多くの来場者が日本と世界の文化や技術を体感し、交流の喜びを分かち合ったことと存じます。
当社においても、親会社であるJR西日本とともに、万博を契機とした地域の活性化に努めてまいりました。この万博の成功事例を一過性のものにするのではなく、来る2027年に開催される「国際園芸博覧会」の成功への大きな足掛かりとして、本年からしっかりと準備を進めてまいります。
また、弊社は昨年、おかげさまで創業120周年の大きな節目を迎えることができました。長年にわたりお客さま、全国の契約施設の皆さま、地域の皆さまをはじめ多くの方々に支えられてまいりましたことに改めて感謝申し上げます。創業の原点に立ち返り、創業者のアイデンティティでもある「おもてなしの心」を決して失うことなく、一方では将来に向けて新たな事業展開を行っていくことが重要であると強く感じた1年でもありました。
今後200年、300年と続く企業として成長をしていくために、社員をはじめお客さまや関係者に対し、日本旅行という会社の価値や存在感を高める取り組みが重要であると考えます。
2026年、AIを中心としたデジタル技術の台頭は加速度的に進んでいくと予測されています。旧来からの多くのサービスが新たな価値観のもとに変わっていく時代にいよいよ突入し、旅行業界においても変化が求められています。今年、政府も第5次観光立国推進基本計画を発表し、業界全体で新たな指針のもと、動き出す年となります。
私たち日本旅行も本年、新たな中期経営計画でその一歩を踏み出します。新たなグループ理念と企業ビジョン「顧客と地域のソリューション企業グループ」のもと、これまで培ってきたサービスの次なる次元を目指していきます。
今年の干支(えと)は「丙午(ひのえうま)」。火の力が重なる干支とされ、勢いの強さや激しさ、情熱を象徴するこの年に、われわれは人と地域の喜びに貢献できる会社を目指し、強い情熱をもって第2の創業として当社グループの新章をスタートさせてまいります。

吉田圭吾社長




